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自宅に居なきゃいけない、こんな時こそ漫画を読もう！
更新日時：2020年03月18日
新型コロナウイルスの影響で、なるべく自宅から出歩かないで欲しいと言われていたり、仕事がリモートワークになり家でお仕事をされていらっしゃる方も多くなっています。
こんな時こそ、普段通勤通学で使っている時間等を利用して漫画を読んでみてはいかがでしょうか！
というわけで、前回のオススメ漫画コラムは「流行っているモノ」がテーマだったので、今回のオススメ漫画シリーズは「ガチで大人がハマれてしまう漫画」をテーマに紹介させて頂きます！
左ききのエレン／原作 かっぴー 作画 ｎｉｆｕｎｉ
Nifuni/左ききのエレン 1 ジャンプコミックス ¥ 484(税込)
最近、ドラマ化されていたので名前はきいた事あるかも、という人も多いかもしれません。原作は元々ネットで無料で読める媒体から話題になっており、漫画好きの間で「面白い！」と太鼓判をおされていた作品。
人気に本格的に火が付いたのは作画担当が付きジャンプ+でリメイク連載されてから。キャッチコピーの「天才になれなかった全ての人へ」というフレーズからわかる様に、夢を持っていたけど、今は普通のお仕事をしている大人向けの漫画である。
主人公である朝倉光一の、図抜けた才能はなくとも、等身大の夢を叶えたいというがむしゃらさ、そして空回り、社会人なら誰もが覚えのある失敗や悩みなどをリアルに描いた部分と、もう一人の主人公である山岸エレンの、天才故の悩みやブレーンと一緒に駆け上がっていくサクセスストーリーを章ごとに使い分けるそのストーリーテラーぶりは本当に素晴らしいの一言に尽きます。
あの頃の熱い気持ちを思い出してしまったり、社会人ならではの苦悩に共感してしまったり、かと思えばこれぞジャンプ漫画！とでも言わんばかりの少年漫画的カタルシスもしっかり入っていたりと、読んでいて引き込まれてしまう要素が沢山あるので是非とも読んだことの無い人は一読を！
▼電子書籍ならこちらで購入できます。
かくかくしかじか／東村アキコ
東村アキコ/かくかくしかじか 1 愛蔵版コミックス ¥ 802(税込)
また絵描きの漫画か、と思われるかもしれませんがこちらは作者である漫画家の東村アキコさんの自伝的エッセイ漫画。東村アキコ先生といえば今でこそ映画にもなった「海月姫」などで有名な漫画家さんですが、このような時代があったんだなあとしみじみ出来る作品。
全5巻とかなりコンパクトなので読みやすいのに、内容は非常に濃く短いと思えないほど。
周りが変わっていく事で自分も流されそうになったり、それでも捨てきれない夢であったり、恩師である方との一言では言い表せないほどの絆であったりが淡々と描かれているのに、最後まで読んだら涙してしまう事請け合いです。
あまり書くとネタバレも飛び出してしまいそうなので多くは語れませんが、こちらも是非読んで見て欲しい作品です。
潔く柔く／いくえみ綾
いくえみ綾/潔く柔く 1 集英社文庫コミック版 ¥734(税込)
この作品、筆者の中では少女漫画作品の中で随一の面白さだと思っています。
まずスゴイのはストーリーの語られ方。見せ方と言うべきか。
1巻から読み始めると、主人公はこの子なんだな、と読み進めていくと2巻ではまた別の人が主人公になっている。
オムニバス形式なのかな？と思い読み進めていくと、最初はわき役だったはずの友達が主役になっていたり、もちろん主人公は男の場合もあれば、女の場合もあり。
縦横無尽に張り巡らされたストーリーの中では誰もが皆、自分の物語があるんだと思わされる。
そこまで丁寧に人物を掘り下げているからこそ、キャラが本当に知っている人のように感じてしまうリアルさを身にまとうのだと思う。
最後まで読んだ人にだけわかる、ストーリーが一本に繋がる感じはあのカイジの作者である福本伸行先生をもってして「神業」と言わしめるほど。とにかく、一つ一つの話の完成度、キャラの魅力、最終章のカタルシス、全てどこをとっても素晴らしいとしか言い表せないほど。
これは読んで欲しいというか、読まなきゃ本気で損だとさえ思う。
オススメ漫画紹介コラムは毎回執筆しながら熱くなってしまいますが、今後もまた面白い漫画があれば第3弾、第4弾と続いていくかもしれません。是非みなさん、漫画を読みましょう！
