Maldestro

MENU

Information

クラウドファンディングって結局何?CAMPFIREを使ってクラウドファンディングに挑戦してみた

クラウドファンディングって結局何?CAMPFIREを使ってクラウドファンディングに挑戦してみた

更新日時:2021年04月05日

筆者はライターであると同時に、音楽でも生計をたてている。しかし御多分にもれずこのコロナ禍では音楽の方の収入は大打撃をくらっているし、何なら今もそうだ。しかしそれでも20年音楽をやってきた身としてはやはり音楽というのは捨てられないものだった。

 

唐突に訪れたコロナ禍に、当初はどうしたら良いかはわからなかった。しかし同じく音楽で食っている友人と離してみたところ、彼は「ライブが出来ないなら、音源を作る。」と言っていた。勿論彼もお金があるわけではなく、手段はクラウドファンディングと言っていた。言葉として聞いたことはあったが、どんな仕組みで、どんな風に運営していけば良いか全くわからなかった筆者も、何故かその話を聞いて勢いでクラウドファンディングを始めた。

ちなみに、1度ではなく2度行っているが、最初のクラウドファンディングはかなり失敗を重ねた。というワケで、クラウドファンディングの仕組みや筆者がおかしたその失敗を書き記し、これからクラウドファンディングに挑戦してみようという方の手引きになればと思う。

 

CAMPFIREの手数料

 

 

元々、CAMPFIREはクラウドファンディングで集まったお金から、サービス手数料として12%、決済手数料として5%の計17%手数料を引かれる。筆者が行ったときはその分を引かれて手元にお金が入ってきた。まず勢いで始めた筆者はそれを知らなかった。なので、目標額を目的が達成できるぎりぎりの額に設定していた。それがまずアホだった。

 

ちなみに、これを書いている2021現在では、手数料40%オフというキャンペーン(2021年3月31日まで)を行っている。全てあわせて10%の手数料でクラウドファンディングを行えるので、何かをしてみたいという方は是非この機会に挑戦してみるべきだと思う。

 

CAMPFIRE

リターンはよく考えよう

 

 

クラウドファンディングは言うまでもなく、その企画に賛同してくださった方からの支援金で成り立つ。支援してくださる方にはその金額に応じたリターンが必ず発生する。

筆者が最初にクラウドファンディングでお金を集めてやりたかったことは「音源の制作」だったので、録音代とCDの制作費が必要となる。そしてCDが出来上がれば、それをそのままリターンに出来ると考えた。

ちなみに、リターンの対象として「公序良俗に反するもの」はNG。

 

反しそうなモノも弾かれる。しかしそのあたりはスタッフが丁寧に「ここ直してください」と指摘してくれます。

 

CDは一枚1500円で売ることに決めた。

 

というワケで、1500円のリターンを筆者はCDにしていたのだが、CAMPFIREに17パーセントの手数料をとられ、さらに支援者の方の自宅にCDを発送する際にかかる費用等を全く計算にいれていなかったのだ。

 

 

 

筆者の場合はおおよそこんな感じの計算になった

 

 

例えば50人が1,500円の支援をしてくれた場合・・・

 

¥1,500×50=¥75,000
が、実際に集まった額。

 

⇒そこからcampfire手数料17%が引かれるので
¥75,000‐(75,000円の17%、12,750円)=62,250円

これが実際に手元に届く額。

 

そこからさらにリターンであるCDの送料や封筒代で1人頭240円程引かれるので

1人頭で計算すると、1005円でCDを売ったのと同じようなものなのだ。

 

つまり、このあたりは最初から逆算しておかなければならず、1500円のCDをリターンにするのであれば、2000円貰って、まだ少し足りないくらいなのだ。

 

そんなガバガバなリターンで作っていたものだから、その他の金額のリターンもまた全て後ほど赤字になるものばかりだった。


 

夢や企画、自分を売り込むにはとても良い方法

 

 

しかし、それでもその時にCDが出来上がったのはありがたかった。なにせ全くお金が無かったのでクラウドファンディングが無ければどんどん発売時期は延期になっていただろうからだ。

 

ライブが出来なくなり、作曲の依頼も減っていたあの時期に自分が作っていた楽曲を音源化することはとても必要な事だった。一度目の緊急事態宣言が収まった後に、様々な場所に歌いにいったが、やはり新しい音源があるのと無いのではこちらのモチベーションもお客さんの反応も違う。

 

その時の自分だけでは出来ない、お金が足りなくて実現できないという夢や企画があるのであれば、クラウドファンディングで支援者とお金を集めてみるというやり方はとても良いと思う。

 

ただ、campfireでクラウドファンディングを募ったは良いがなかなか支援者が増えてくれない...なんてときは、SNSツールや口コミなんかでの宣伝を併用していかないといけない。こういった部分は非常に社会勉強にもなるし、是非頑張ってみてほしい所です。

関連記事