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志村けんさんが残してくれた「ありがとう」の数々
更新日時:2020年04月01日
昭和を代表するコメディアンの一人、志村けんさんが先日お亡くなりになりましたが、SNSなどでは非常に多くの反応が集まっており、流石の影響力を感じました。
志村けんさんの死で蘇る幼少期の思い出。
筆者はまだかなり小さいころに「カトちゃんケンちゃんのごきげんテレビ」というテレビ番組を誰もが見ていて、幼稚園でも話題になっていた気がします。(何故か同名のテレビゲームも発売されていた気がする。)
その頃ですでにテレビの常連というイメージでしたから、非常に長い事日本のテレビ番組を支え続けてきた人なんですよね。
素晴らしいおじさん。
ありがとうございました。— 松本人志 (@matsu_bouzu) March 30, 2020
今は何も
考えられませんけんちゃんと、もう会えなくなっちゃう
悲し過ぎて
あり過ぎる想いが整理できません
一緒に仕事が出来て幸せでした
ありがとう…
— 研ナオコ (@naokoken77) March 30, 2020
志村けんさん、国境を超えて台湾人にたくさんの笑いと元気を届けくれてありがとうございました。きっと天国でもたくさんの人を笑わせてくれることでしょう。
ご冥福を心から祈ります。 pic.twitter.com/8TCe9udxpC— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) March 30, 2020
たった今志村さんの事を呟いたばかりなのに。
信じられない。
どうすればいいのか。— ラサール石井 (@lasar141) March 30, 2020
志村けんさんの新型コロナウィルスによる訃報、ショックと悲しみで胸がつぶされそう。“大丈夫だ~”と言って元気に復帰して下さることを期待していたのに。日本の芸能界に激震!世界中を震撼させ、猛威を振るう見えない脅威、コロナウィルスの恐ろしさ。皆、他人事と思わず自覚すべき。合掌
— デヴィ スカルノ (@dewisukarno) March 30, 2020
志村けんさんの訃報…
驚きました。
共演時にコントのキャラクターの
作り方や準備の仕方を惜しげもなく
教えてくれました。
僕のコントキャラ作りが
大きく変わりました。
心からご冥福をお祈りします。
引き継ぎコロナ対策気をつけます。— ドランクドラゴン塚地武雅 (@tsukajimuga) March 30, 2020
Twitterでの反応はなんだか「良く知る親戚のおじいさんが亡くなった」というような臨場感で悲しみを伝える人が多く、それだけ大スターだったのに気取らない人だったという証拠なのかなあと思います。
ちなみに、今現在でもyotubeで見られるという事で、「カトちゃんケンちゃんのごきげんテレビ」を見ながらこの記事を書いているのですが、この時代のお笑いってまだ「関東のお笑い」「関西のお笑い」という非常にハッキリとした境目があったように感じます。志村さんは関東のお笑いの代表のような人ですが、「全力でボケ倒し、ツッコミが存在しない」という世界観。
過剰に驚いたり、謎の一発ギャグなどでシメるという、今見るとシュールとしか思えない不思議な世界観がこの頃の僕らのお約束だったんだなあ。
コロナウイルスに対する恐怖の分水嶺となるか?
志村けんさんという身近に感じるスターが亡くなってしまうというニュースは、例えばイタリアで死者が10,000人を超えたというニュースよりも、日本人にとっては衝撃的に捉えている人が多いように見えます。
この傾向はどんな災害でも起こり得る事です。
ライブハウスがクラスターになる、若者がバラまいてしまう可能性、というニュースを見て「ライブハウスを閉鎖しろ」と文句だけを言って、ライブハウス側が保証があれば今すぐ閉めますという意見には「自己責任だ、そんなところに我々の税金を使うな」と言っている人々の思考停止とちょっと近い気がしますが、対岸の火事として捉えてしまいがちな人に対しては、身近な恐怖として実感として捉えられるきっかけになったのは確かでしょう。
最初はグー
この、今ではほぼ誰もがじゃんけんをする時にかける合言葉の「最初はグー」という言葉を作り出したのは志村けんさんだった、というエピソードや、後輩の売れない芸人から娘の手術代で300万円が必要だと言われ、500万(1000万という説も)を出世払いで良いと気前よくあげてしまい、後輩芸人の娘が手術というのは嘘だったという事実をきいた時も「娘が無事で良かった」というような言葉で、自分が騙されたという事には触れなかった、というようなお話、といった具合に伝説的エピソードは沢山あるようです。
逆に、よくTwitter界隈では「ツイフェミ」などといわれている、ちょっと過激な(過激というより、過度が近いかも。女尊男卑と揶揄する人もいます)フェミニストの人達は、志村けんさんの事をセクハラの権化とし、死を喜んでいるようなツイートをしている人も。(例えどう思っていたとしても、自分に直接何かの被害を与えてきた訳でない人の死を喜ぶというのは、自分の人間性及びせっかくの意見の質をそのまま下げる行為だとは思いますけどね。)
お会いしたことはありませんが、純粋な人だったのだろうなあ、と思います。
ちなみに、個人的にモノスゴイエピソードのナンバーワンは志村けんさんの代表ギャグ「アイーン」のポーズがそのまま手話で「志村けん」という意味合いの手話として成立しているというエピソードだと思います。
本当に、沢山のモノを残してくれた志村けんさん。同じ芸能界からもたくさんの「ありがとう」の言葉が送られていましたが、届いていると良いですね。