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- コラム
変わるファッション事情
更新日時:2020年03月11日
人間の祖先は暑さや寒さから身を守るために衣服を身につけはじめました。
それから何千年とたった今、どんな変化が起きているのでしょうか。
生活色一色の服
ファッションの歴史を遡るとこんな文面が報告されています。
「日本の衣服は1000年以上もの間変化していない。」
これは1609年の頃の話です。今から400年前までは日本のファッションは敏感に変化することもなく、環境に合わせて動きやすく生活に合わしたものを着用していました。
同時に海外でも13世紀ほどまでは大きくファッションの変化はありませんでした。
変動の時
しかし14世紀中頃のヨーロッパで今までの服装を個々大きく変える動きがでてきたのがファッション多様化の始まりでした。
10日といたら10人違う帽子をかぶり、自分の長所を際立たせたスタイルを皆しはじめました。
もとは上流階級のみはじまったこのスタイルも中流階級=ブルジョワジーや農民が取り入れるようになってきたことでファッションに変化が起きたのです。
リアルクローズのはじまり
ここから一気にファッションは経済の一部となり、デザイナーやショーが盛んになりました。
魅せる服をショーで発表し、日常離れした煌びやかな服が注目される一方、90年代に入ると普段着として着ることを目的としたリアルクローズが注目されます。
日本でも1953年にクリスチャン・ディオールが来日したのがきっかけとなり海外ファッションが多く普及され始めました。
もっとも流れが早い時代
今ではSNSやネットですぐに服を購入し、全世界に発信できる時代になりました。
それだけでも変化が大きいと感じるのですが、新しい流れは服を購入し、発信し、それをフリマアプリで販売し、また新しい服を買う。
このように服を販売するまでがファッションを楽しむ一部となってきているそうです。
購入、発信、販売とファッションが1番早く流れる時代の真っ只中、次はきっと服を持たず借りる時代がくるのだろうと思います。